その他
丸硝㈱工場見学ヾ(@^▽^@)ノ
2016/03/31
こんにちは。
チーム清流ミナモのザッキーです!
ん?
なに、ミナモ?
この前、大垣市クリーンセンターを見学してから、ごみを減らすためのリサイクルに興味を持ったって?
おぉ、さすが自然が大好き「清流の国ぎふ」マスコットキャラクター!いい心がけです。
というわけで、今回は、
ガラスびんのリサイクルに取り組む丸硝(株)さんにお邪魔しました!
同じ業種の会社は、県内では唯一、全国でも27社しかなく、とっても貴重な仕事を見学できるとあって、ミナモもワクワクしてます♪
丸硝(株)さんでは、ごみの減量化とリサイクル推進の普及・啓発のため、小学生等の社会見学を広く受け入れられています。
ミナモも、まずは、小学生と同じようにガラスリサイクルの仕組みを講義室で習います。
そもそもガラスは、けい砂、石灰石、ソーダ灰という3つの天然素材を混ぜ溶かしてできあがります。
一度成形されたガラスは、何度も溶かして再生できます。現在は、ガラスびんを作るときには、空きびんを細かく砕いた「カレット」という再生素材が主な原料として使われています。
品質を劣化させることなく何度でも生まれ変わるガラスは、「リサイクルの優等生」って言われているんだって。
こちらが「カレット」の見本。だいたい1~2cm四方の大きさかな。あまり細かくしすぎると飛散して危ないんだって。
丸硝(株)さんでは、全国200以上の市町村から空きびんを回収し、びんの色によって、「白、茶、その他」の3種類のカレットを製造されています。
こちらのびんをご覧ください。
よ~く見ると、少し変形した部分があります。
これは、陶磁器類や金属類、耐熱ガラスなどの異物が誤って混入したまま、製造されたガラスびん。
溶解されないでガラス中に残ってしまったもので、びんの強度に影響を与えてしまうので、製品として使えません。
みんなも空きびん回収の際に、びん以外のものを混ぜないように気を付けてね。
それぞれの自治体の排出ルールを守って、正しい分別方法で空きびんを出してくださ~い。
「分ければ資源、混ぜればゴミ」を合い言葉に、みんなで協力しましょう。
続いては、お待ちかねの工場見学です!
まずは、回収された空きびんを、色分け保管されている貯留ヤードを見学。
ものすごい量のびんが積み上げられていますが、1日に持ち込まれる空きびんの量を聞いてみると・・・なんと!200トン!!
大垣市全体の年間排出量が1000トンなので、丸硝(株)さんの処理量がいかに多いかがお分かり頂けると思います。
回収びんはショベルローダですくって、いっきに受け入れホッパーへ投入されます。
空きびんどうしがこすれるガラガラ音が響き、なかなかの迫力です。
そして、空きびん達は、専用のベルトコンベアに乗せられ、工場内を駆け巡ります。
最初は、空き缶やペットボトルなどの大きな異物を人の手によって取り除きます。
そして、こちらの機械を通ると・・・見事に細かく砕かれています。
この破砕機が、カレットづくりの“第1の要所”ですね。
続いては、“第2の要所”である「マイクロソート」。
手作業で取り除けなかった異物を、光を照射しながらエアーで噴射除去します。
2台のマイクロソートを通過することで、約99%の異物が取り除かれます。
その後、再度、人の目によって異物確認を行い、ほぼ100%まで品質を高めます。
見た目がそっくりな耐熱ガラスのかけらも、決して見逃しません!!
シャキ―ン! 最後の砦は、“必殺、職人目利き”だ-!!
工場内の各工程は、こちらのモニターで確認することができます。
どの工程も重要な役割を担ってます。順調に流れているか、ミナモチェーック!
何重もの異物チェックをクリアした精鋭な「カレット」たちが、出荷の時を静かに待ってます。
リサイクルの推進とともにカレットの原料利用率が向上し、現在は約80%に達しています。
カレットを利用することで、ガラス原料となる天然資源(けい砂、石灰石、ソーダ灰)を節約できます。さらに、溶解時間が短くなり、重油燃料の使用量も削減できます。
これらの省エネによりCO2(二酸化炭素)の排出量も削減でき、地球温暖化の防止にもつながっています。
カレットづくりを通して、環境にやさしい循環型社会に貢献されている丸硝(株)さん。
加えて、毎朝就業前の周辺地域の清掃活動や、環境マネジメントシステム規格「ISO14001」の継続更新など、環境保全活動に積極的に取り組まれています。
社員一人ひとりの環境に対する意識も高く、未来の子供たちの地球環境を守っていくんだという自信に満ち溢れた社員さんばかりでした。
最後は、近所の子供たちも加わって記念撮影です。
みんな笑顔で、はい、ミナモ♪
◆丸硝株式会社(日本耐酸壜工業グループ)
住 所/大垣市荒尾町674
TEL/0584-91-4756