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鮎の養殖の歴史
2021/09/23
みなさんこんにちは!
チーム清流ミナモのエイトです
鮎の養殖の歴史について知ってみよう!
養殖の歴史
明治42年(1909)石川千代松博士が、琵琶湖の小鮎にエサを与えて育てると大きくなる事を実証したことが、はじまりとされているんです。
琵琶湖の鮎は「小鮎」と呼ばれ、一般的に大きくなりません。このため当時は河川の鮎と琵琶湖の鮎とは別物と考えられていました。
これに対し博士は珪藻や藍藻などの鮎の餌が少ないのではと考え、大正2年に琵琶湖の鮎を東京の多摩川へ放流し秋にはりっぱに育ちました。
琵琶湖の「小鮎」でもエサを与えることができれば大きくなることがわかり、その後の放流事業また地中養殖事業発展の基となりました。
また海産稚鮎については、昭和4年(1929)に神奈川県の海産稚鮎を用いて、農林水産試験場の中野宗治技師が池中養殖に成功いたしました。
続いて、各地の水産試験場が、琵琶湖産稚鮎および海産稚鮎を用いた養殖の試験を行い、今日に至る養殖の礎を築かれていきました。
時は流れ1960年代に養殖業の経営体が徐々に増え始め、1970~1990年代にかけ飛躍的に増加。
淡水魚の主要養殖魚の中では後発魚種であったが、高度経済成長期の需要増の波に乗り、急激に生産量が伸びていきました。
この頃になると、養殖池もコンクリートで整備し、用水も伏流水が多く使われ、ポンプなどで池の中でも川のように流れを作り出すことが出来るようになる。
それに伴い生産量も着実に増え、内水面における大きな産業にまで成長しました
その後、食の多様化また魚食文化離れなどもあり一時よりは大きく生産量が減ったとはいえ、河川文化を伝える旬の魚として和食だけでなく洋食、中華またバーベキューなどの食材として多岐にわたり国内だけでなく海外でも使われています。
今日では、全国で琵琶湖産稚鮎、海産稚鮎、人工産稚鮎を中心に養殖が行われ、安心・安全で美味しい鮎を食卓にお届けするために日々精進し奮闘しています
次も鮎に関するブログだよ!!!!
読み忘れなく!!!!!!!!!!!