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清流の女王鮎

2021/09/23

みなさんこんにちは!

チーム清流ミナモのエイトです

今回はミナモが大好きな鮎についてお話します

日本人が愛する優美な淡水魚・鮎は、夏を告げる旬の魚で

柳の葉のようなスリムな体をしており、鮎の身からはスイカの匂いが漂うために「香魚」と呼ばれることもあります。

北海道から沖縄まで生息しており、澄んだ清流を好みます。また、鮎は「年魚」とも呼ばれ、1年で命を閉じます。鮎は濁った水中では生きられないため、鮎が棲むということは、ある面水の美しさのバロメーターにもなります。

産卵は秋に行われ、卵は二週間程で孵化し、海に下って成長した後に生まれた川に戻ってきて産卵を行い、儚い生涯を終えるのです。

鮎に関する豆知識
鮎は日本で古来から愛されてきた魚であり、神功皇后が鮎釣りを楽しんだり、釣りで占いをした、という故事もあります。

また古くは「年魚」と書き、寿命が一年で終わるためだと言われています。

万葉集でも鮎を題材にした歌が詠まれ、上品な香りと繊細な味わいや内蔵のほろ苦さが日本人に好まれ、愛され続けている魚です。

食通として有名な北大路魯山人も鮎の繊細な味を愛し、由良川の上流で獲れた鮎をわざわざ鉄道で生きたまま運ばせた、という逸話もあります。

そして一番美味しい鮎の食し方は「はらわたを抜かず、塩焼きにして、火傷するほど熱いものに蓼酢を絞ってかぶりつくこと」と魯山人は言い残しています。

ちなみに俳句 の季語 として「鮎」「鵜飼」はともに夏をあらわすが、春には「若鮎」、秋は「落ち鮎」、冬の季語は「氷魚(ひお、ひうお)」と、四季折々の季語に使用されているんです!

最後に、鮎は魚偏に占うと書きます。諸説あるようですが、神武天皇が高倉山で敵に包囲されたとき、「酒を入れた瓶を丹生川に沈め、魚が浮いてくれば大和国を治めることができる」という占いに従われたそうです。

すると本当に魚が浮かび、その魚がアユであったとか…

また、冒頭でも少し触れましたが、神功皇后が朝鮮出兵の際、神に祈念しながら川に糸を垂れたところ、鮎が釣れ、皇后は無事に航海できた。などなど、鮎という魚には縁起の良い逸話が残されています。

 

そのため、私たち全鮎では、鮎のことを「笑顔を呼ぶ鮎(きちをよぶさかな)」と謳い、大切に育てているそうです

 

今日はここまで!またアユの話をしようかなー!ぜひ読んでね!!