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【ミナモの清流の国ぎふ社会見学】「家田紙工」さんで水うちわ作りを体験♪

みんなこんにちは

今回はミナモがブログを書いていくよ

 

みんなは岐阜県にはすごい技術や、

色々なものづくりをしている企業がたくさんあるのは知っているかな

ミナモは

 

まだまだ知らない気がする

 

そこで!!!

 

ミナモが企業に訪問してお仕事を取材してきたよ

教えてもらったことや、体験したことをレポートして、

岐阜の魅力をたくさん発信していこうかと思っているよ

 

題して「ミナモの清流の国ぎふ社会見学」

いつもよりちょっと長いけど、見学している気分で読んでみてね

 

それではスタート

 

 

1回目は、岐阜市にある『家田紙工株式会社』さん。

美濃和紙を使った伝統工芸品「水うちわ」を作っている会社なんだって

あんちゃんと一緒に行ってきたよ

 

どんな企業なんだろう~?何か体験できるかな

とーっても楽しみ

 

 

 会社の中に入ると、

 美濃和紙を使った提灯が

 ずらり

 

 幻想的な雰囲気でとってもキレイ

 

 

 

実は障子やふすま、みんなが習字に使う書道用紙などにも和紙が使われているんだよ~

岐阜県美濃市を中心に作られる和紙のことを「美濃和紙」と呼んでいて、

中でも「本美濃紙」は、ユネスコ無形文化遺産に登録されているすごい紙なんだよ

日本だけじゃなくて、世界からも注目されているんだね

 

これからお話を聞く「水うちわ」にも、美濃和紙が使われているよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回お話を聞いたのは、営業部長の見城さん。

まずは名刺を交換して、しっかりとご挨拶

 

「水うちわは竹に雁皮(がんぴ)紙というとても薄い和紙を貼り、

天然のニスを塗って仕上げているのが特徴なんだよ。」と見城さん。

 

年に3,000本もすべて手作業で作っているんだって

想像できない数!!

 

 

 

水うちわは、現在の暮らしに扇風機やクーラーが使われるようになって、

生産量が徐々に減少。

さらに、雁皮(がんぴ)紙が手に入らなくなったことで、

一度生産が途絶えてしまったんだって…

 

でも、2005年に開催された愛知万博などがきっかけになって、

水うちわの復活を望む声が多く上がって生産を再開することになったんだよ

 

みんなの熱い思いが水うちわを 復活 させたんだね

岐阜の文化や技術がなくならなくて本当に良かったな。

 

水うちわ以外にも美濃和紙を使っているものがたくさんあって、

その中でも「スノーフレーク」という水だけで簡単に貼れる窓ガラスの飾りは

とっても細かくてキレイでびっくり

最初の写真、家田紙工さんの入り口にも貼ってあったの気づいたかな?

ちなみに、ミナモ柄も作れるみたい

 

 

 

次にお話を聞いたのは、職人の久世さん。

水うちわのニス塗り18年以上のベテランだよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「水うちわはまず、和紙にスクリーン印刷と

 呼ばれる方法や手書きで絵付けをして、

 次に竹骨づくり。

 うちわの骨組みができたら、そこに和紙を貼る。

 今からミナモにやってもらうのは、この後に行う  

 最後の仕上げの『ニス塗り』だよ。」

 

 と久世さん。

 

最後の仕上げ…

 

プレッシャー

 

 

 

ちなみに、これが作業に必要な材料と道具たち

 

「これからニスにエタノールを混ぜたものを3回重ね塗りするからね。

 1回目の下塗りにはエタノールが多めのもの、

 2回目の中塗りと仕上げにはエタノールが少なめのものを使うんだよ。

 天気や湿度、気温によって、ニスの濃さを微調整したりもするよ。」

 

と久世さんが丁寧に詳しく教えてくれたんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実際にニスを塗ったうちわを見せてもらったよ。

ニスを塗ることで、こんなにも 透明感 が出るんだね

 

ついにミナモも挑戦

上手くできるかな~

 

 

 

む、難しい…

 

うちわの表面がデコボコしててムラになっちゃう…。

あんちゃんに選手交代しようかな

 

 

ここで!

久世さんからアドバイスをもらったよ

 

「竹の骨に沿って扇状に塗るのがポイント。

 できるだけ均等になるように心がけると

 上手く塗れるよ。」

 

 

 

なるほど

やってみます

 

さっきより上手く塗れるようになったかも

 

 

 

じゃ~ん完成

 

どう?上手くできたかな?

難しかったけど、きれいにニスが塗れて大満足

 

仕上げ塗りができたら、あとは自然乾燥をして完成

ミナモが住む岐阜の清流みたいにキレイな透明の水うちわができあがったよ

 

 

1つの水うちわが完成するまでに、たくさんの工程と時間がかかっているんだね

こだわりがいっぱい詰まっていて、本当にすごかったな~

熟練の職人技が光る「水うちわ」をこれからも大切に守っていきたいね

 

 

『家田紙工』の皆さん、貴重な体験をありがとうございました

 

 

今回お伺いしたのは…

 

家田紙工株式会社

 

明治22年、美濃和紙を中心とした卸商として創業した家田紙工さん。一貫して和紙の加工販売に従事し、現在では、和紙のほかに、提灯用紙の絵付けを主とした刷り込み(ステンシル)、シルク印刷、フレキソ印刷などを手がけている。

水うちわや御朱印帳、和紙のアクセサリーなどの制作も行っており、国内外に向けて美濃和紙の普及と文化の継承に取り組んでいる。

 

 

 

500-8023 岐阜市今町3丁目6番地

TEL058-262-0520

公式サイト:https://www.iedashikou.com/

カミノシゴト:https://www.kaminoshigoto.com/