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【ミナモの清流の国ぎふ社会見学】「郡上割り箸」さんにて積み木の製作を見学♪

みんなこんにちは

ミナモだよ

 

岐阜県のすごい技術や色々なものづくりをしている企業を取材して、

体験してきたことを紹介する

「ミナモの清流の国ぎふ社会見学」

みんなは読んでくれているかな

 

4回目は、郡上市にある『郡上割り箸』さんに行ってきたよ

「まあるいつみき」という、

岐阜県材を使った積み木を作っている会社なんだ

 

今回も見学・体験している気分で読んでみてね

それではスタート

 

郡上の木々に囲まれた自然豊かな場所に

会社があるんだって

 

なんだか空気がおいしい

 

まだ雪が残っている中をてくてく進んでいくと…

 

 

 

 

 

 

 

あ!あった!!

 

 

 

 

 

 

じゃーん

 

今回はなちゅと取材してきたよ

どんな話が聞けるんだろう~?

わくわくするな~

とっても楽しみ

 

今回お話を聞いたのは、割り箸・木育事業部 部長の野村さん。

 

「私たちは2009年から、山の資源を守るため

 地域の環境に対する取り組みや経済活動に貢献できないかと、

 さまざまな活動してきたんだよ。

 

 世間では、割り箸は環境破壊になるから

 エコのためにマイ箸を使おう!という声もあるけど、

 「本当に割り箸ってよくないものなの?」という疑問から

 郡上割り箸プロジェクトという活動をスタートさせたんだ。」

 

 

「木を伐採(ばっさい)することは悪いことだと思われがちだけど、実は違うんだ。

 混み合う木々を伐採すると、森林に陽が差し込み、

 光合成が進むから木が丈夫に育ちやすくなるんだよ

 

 手入れされずに放置されたままの森林だと、

 木が元気に育たないし、他の植物もダメになってしまう。

 そうなると、森に住んでいる昆虫や動物も生きていけなくなってしまうんだ

 豊かな森林をつくるために、木の成長に合わせて間伐を行うことが必要なんだよ。」

 

そうなんだ

伐採するって手入れすることなんだね

 

最初に歩いてきた場所も、

ぎふの山々がきれいに見えるのも、

丁寧に手入れをした木々が育っているから

なんだね

 

 

 

実は箸づくりには、柱材の残りや間伐材などを使っているんだそう。

森の木を無駄なく大切に利用する、素晴らしい取り組みなんだね

 

 

「2013年に「郡上割り箸」という会社を作って、

 もともと積み木を作っていた会社を引き継いだことで、

 今では「もりのどーなっつ」「まあるいつみき」という

 木育玩具も作っているよ。

 

 “木とふれあい、木に学び、木と生きる”取り組みを「木育」というんだけど、

 このおもちゃで遊ぶことで、木に触れ、良さを五感で体感することによって、

 「木ってなに?」

 「どうしてこんな香りがするの?」

 「どうして重さがちがうの?」など、

 子どもたちの好奇心を育むことを目指しているんだよ。」

 

このおもちゃで遊んだり

木の良さをいろんな人と共感し合ったりすることで、

子どもたちの心と体が健やかに育っていくことを願っているんだね

 

遊びながら木のことが学べるなんて、素敵だな~

 

 

ミナモも積み木体験

 

よっと!!

 

結構、高く積めてるよね

 

 

 

 

 

もう一個

 

この大きいのはどうだろう…

 

 

 

 

 

あちゃ~

 

木を触る感覚も、積んでいくワクワクも

とっても楽しい

 

 

 

 

次は「まあるいつみき」を製造している工場に案内してもらったよ

 

これはすべて人の手で作られていて、

2014年にグットトイ 林野庁長官賞を受賞したすごいおもちゃなんだよ

 

 

積み木には

みんなが知っている“スギ”“ヒノキ”など、

なんと16種類もの木が使われているんだ

 

どんな木なのか考えながら遊ぶのも楽しそうだね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木のブロックをまず、↑こんなふうに機械で角を落としていくよ。

 

 

角がなくなったら、

やすりをかけて丸みを出していくよ。

 

さっきまで、四角い木のブロックだったのに、

だんだん丸い形になってきたね

 

 

 

 

さらに細かいやすりをかけて、微調整。

 

 

 

 

 

 

 

そして最後に、この機械で細かい傷を落としていくんだ。

ナラはあまり傷が目立たないけど、トチやヒノキはよく目立つから要注意

木の種類によって重さや堅さが違うから、それぞれの特徴に合わせて作業していくみたいだよ。

 

 

わ~

 

すごい速さで回ってる

これで最終調整をしているんだって

 

 

 

 

出来上がった積み木はこの通り!つるつるピカピカ

 

まるでおまんじゅうみたい

塗装しない自然の状態だから、木が呼吸をしているんだって

木も生きているんだね

 

 

つるつるに仕上げるまでに

多くの工程を重ねることで、

子どもたちが安心して遊べるように

しているんだね。

 

 

 

 

すべて手作業だから160個ぐらいしか作れないけれど、

11つ丁寧に作られていることがよくわかったよ。

皆さんの思いやりの心にとっても感動しちゃったみんなも木を大切にしようね

 

快く迎えてくれた『郡上割り箸』の皆さん、貴重な体験をありがとうございました。

 

今回お伺いしたのは…

株式会社郡上割り箸

2009年、地域の環境に対する取り組みや経済活動の貢献のため、 郡上割り箸プロジェクトを結成。4年の活動を経て、地域への経済活動を行う、割り箸の製造販売会社として20138月に設立。割り箸の製造販売だけでなく、岐阜県産材を使用した木製玩具・木製品の製造販売を行っていくことで、地元産材の活用と雇用の確保を行っている。

 

501-4301 

岐阜県郡上市明宝大谷1243

TEL: 0575-87-2411

公式サイト: http://gujowaribashi.com/